リタイアメント後のロングステイ

日本人の平均寿命は、男性:79.44歳 、女性:85.90歳(2011年のデータ)と、世界トップレベルにあります。
ということは、定年退職後に自由な何十年間かがあるというデータでもあります。

longstay だれしも、「海外でゆっくりすごしたい」という夢を抱くことがあると思います。そんな思いを、一番叶えやすいのがリタイア世代だと言えます。 なぜなら、資金面、時間の面でもゆとりがあり、更には各国で準備されている「リタイアメントビザ」は若い世代よりも取得しやすい傾向にあるからです。
そうしたなか、気候が温暖で、物価が日本に比べると安く、比較的治安の良い東南アジアに人気があります。
仕事を全うし、子育ても卒業したリタイア世代の方が、「クオリティ・オブ・ライフ」を追求し、ロングステイをされています。

ただし、新しい環境た文化などに馴染めずに、逃げ出すように日本に帰ってこられる方がいるというのも現実です。最初は旅行としてその地を訪れ、情報を入手した上でロングステイ/移住を決められることをお勧めします。


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若い世代のロングステイ

最近では、リタイア世代だけでなく、30代や40代の子育て世代の移住が増えてきています。そのような若い世代の方々は、海外で就職や駐在、起業、または子どもの教育のための移住というような形でのロングステイが多いようです。

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ロングステイ人気国No.1のマレーシアを例に挙げてみたいと思います。
マレーシアは、日本から約7時間の常夏の国です。
LCCの代表格であるエアアジアが毎日就航しており、とても行きやすい国です。
また、多民族国家であり、また親日でもあるので受け入れてもらいやすいとも聞きます。


マレーシアのビザといえば、凄く恵まれたMM2Hがリタイア世代に大人気です。
(徐々に基準が厳しくなってきているとの話もありますが・・・)

MM2Hの素晴らしい点は、リタイアした人だけではなく、50歳未満でも条件を満たせば取得可能という点です。
しかし、その第一条件はこのようになっており、かなりハードルが高いと思われます。
・金融資産で最低RM500,000(約1500万円)相当の資産
・月収入でRM10,000(約30万円) (1RM約30円で計算)
マレーシアにいながら日本での収入が毎月30万円あるということは、不動産収入や経営者、ネットビジネスの成功者、投資家などで自動的に収入が入ってくるなどの限られた人ですね・・・。


では、30代や40代の子育て世代の移住はどのようなビザで移住しているのでしょうか?
※駐在員以外の、自力で移住する方についてのビザです。
ビザなし マレーシアは日本人ならノービザで3ヶ月滞在できます。
ただし、1年以内に180日までの滞在となります。
なので、 1,2回くらいは隣国のタイやシンガポールに出国して、またマレーシアに戻ってくるなどして査証免除で入出国を繰り返すことも可能です。
しかし、3回目の入国審査が厳しくなる3アウトルールがあります。

この期間中に就職活動をしたり起業をする方もいるようです。
雇用ビザ

扶養者パス
①一番簡単なのは現地の会社に就職することです。
現地の会社に就職すれば、本人は労働ビザ、家族は扶養ビザが取得可能です。
ただし、ある程度大きい会社でないとビザを発行してくれない場合もあります。
会社を設立し労働許可を取得した外国人に発給される「企業経営者用エンプロイメント・パス」もあります。
2013年6月、マレーシア政府はビジネス投資家、ファンドマネージャーなどを対象にした5年間有効(マルチプル)の新投資査証を導入する方針を発表しました。
ガーディアンビザ
(保護者ビザ)
マレーシアで就学する子供が学校から発給される学生ビザ(スチューデントパス)を取得すると、学生ビザ1つにつき1つのガーディアンビザ(保護者ビザ)が発給されます。
有効期限は1年間で学生ビザ(スチューデントパス)が発給される限り、ガーディアンビザも発給されます。
取得する順番はあくまで、学生ビザ発給後→ガーディアンビザ申請の順番です。
学生ビザ1つに対してガーディアンビザも1つですので、子供が二人いれば父と母の両方のガーディアンビザが発給されます。
ガーディアンビザは他の滞在ビザと比較しても、厳格な申請条件はありませんので、”教育移住”に適した滞在ビザと言えます。

※注:インターナショナルスクールに就学するとガーディアンビザが発給されますが、日本人学校への就学は通常保護者にビザがあることが前提になります。




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教育ロングステイ

最近にわかに注目を集め始めているトレンドが「教育移住」です。
耳慣れない言葉かもしれませんが、教育移住とは、「子どもに海外で教育を受けさせるために移住をする」ことをいいます。

education 特に、子供の教育を目的とした、母と子の二人での海外ロングステイが増えています。この母子教育ロングステイでは、父親は日本に留まり仕事をしています。この母子教育ロングステイのスタイルは、韓国では数十年前から主流の子供の教育のための海外留学スタイルです。
最近、注目されているのは、教育のハブ化を目指しているマレーシアへの母子教育ロングステイです。英国ウィリアム王子とご結婚されたキャサリン妃の母校でもある、英国名門校「マルボロカレッジ」のマレーシア分校の設立が、その人気に火をつけました。
そんな、マレーシアの母子教育ロングステイでは、ガーディアンビザを取得される方が多いようです。
お子様の学校に関しては、大きく分けると①日本人学校、②現地の学校、③インターナショナルスクールの3つのタイプがあります。 詳しくは、こちらを参照して下さい。

2012年12月5日のNHKで特集が組まれていました。急増!日本からマレーシアへの“教育移住”


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東南アジアで働く

若い世代の方たちがビザを取得するのに一番簡単なのは就労ビザになります。
最近では、「セカ就(セカシュー)」という言葉を良く聞きますが、そもそも「セカ就」とは「世界で就職」のことです。
新卒の方も、「セカ就」を目指す方が沢山いるそうです。
就職活動の場も世界に広がってるんですね!!
business
世界で働く方法には、「自分で起業する」or「雇われる」の2つの方法があります。
そして、「雇われる」際にも、「駐在員」or「現地採用」という2つの方法があります。
一般的には「リッチ駐在員」vs「プア現地採用」といったイメージですが、最近では東南アジアの成長に伴い、一概にそうは言えないようです
「駐在員」と「現地採用」の違い
駐在員 ・日本企業や外資系企業の日本法人に雇用されて、会社命令で海外拠点に赴任している人です。
・日本の給料とは別に、現地の滞在費や家、自動車、携帯電話などが会社から支給される場合が多いです。
・本社の意向を聞いて現地を動かす仕事が基本になるので、責任が大きく、長時間労働をせざるを得ないこともあるようです。
・任期は、勤務地によって違いますが、2年から5年が一般的です。
現地採用 ・現地の日系企業や外資系企業、現地企業などに直接雇用されている人です。
・給料は現地の会社から直接支払われます。
・専門性の高い高度な仕事であれば日本の会社員よりも高い場合もあり、一般的な仕事であれば現地人の給料と変わらない場合もあります。
・仕事内容は、現地スタッフと協力して作業を行うことが多い傾向にあります。


成長著しい東南アジアを中心に、主な求人サイトを上げてみます。

 
このweb magazinおもしろいですよ!!
東南アジアで暮らして、働いている人々の生の声です!!



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