渡航先の情報収集

外務省のホームページや各国大使館、政府観光局のサイトなどで、まずは渡航関連情報の最新情報を収集することから始めましょう。
information 「海外安全ホームページ(外務省)」「海外渡航者のための感染症情報(厚労省)」などを閲覧し、必要であれば予防接種などを受ける準備をします。

ロングステイを決める前に、実際に一度その場所に足を運び、自分の五感で合うかどうかを確かめることも重要です。
例えば、気候、食事、文化、風習、景観、インフラ、物価、治安、医療施設、現地の人々などです。



ページトップへ移動



ロングステイとビザ

ビザには、観光ビザ、就労ビザ、リタイアメントビザなど、いくつかの種類があります。
ビザの日数や、条件などはその国によって異なってきます。なので、ビザの取得のしやすさも、ロングステイをする国を決める1つの大切な項目になります。

visa

一番簡単なビザのは観光ビザです。東南アジアの国々では、観光ビザは必要ないところが殆どです。
しかも、国によっては、観光ビザで90日間滞在可能な国もありますので、観光ビザでのロングステイも1つの方法となります。
東南アジアの観光ビザ一覧
マレーシア 観光ビザ不要:90日以内
1年間に180日まで滞在可能(1,2回くらいは隣国のタイやシンガポールに出国して、またマレーシアに戻ってくるなどして査証免除で入出国を繰り返すことも可能です。 しかし、3回目の入国審査が厳しくなる3アウトルールがあり)
タイ 観光ビザ不要:空路30日以内、陸路15日以内
観光ビザを申請すれば、シングルエントリーは3カ月間、ダブル/トリプルエントリーは6カ月間の有効期限あり
フィリピン 観光ビザ不要:21日以内
22〜59日間有効の観光ビザが日本で取得可能
シンガポール 観光ビザ不要:空路30日以内、陸路24日以内
現地移民局での延長手続き(ビジットパスの申請)をすると3ケ月以内はビザ不要
インドネシア 観光ビザ必要:30日のアライバルビザがUS25ドルで収得可能(一回、30日のみ延長可能)


または、条件を満たせばリタイアメントビザを取得することも可能です。
東南アジアのリタイアメントビザ一覧
マレーシア 【名称】 マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)
【ビザ期限】 10年間
【年齢制限】 なし
【主な条件】
50歳未満:50万リンギ(約10万USドル)以上の流動資産及び一ヶ月1万リンギ(約3千USドル)以上の国外での収入があることを証明する財務的証拠   
50歳以上:35万リンギ以上の流動資産及び一ヶ月1万 リンギ約3千USドル)以上の国外での収入があることを証明する財務的証拠
タイ 【名称】 ノンイミグラント-O-A(ロングステイ)
【ビザ期限】 1年間
【年齢制限】 満50歳以上
【主な条件】
①預金残高80万バーツ(約2万5千USドル)以上
②年金による月収6万5千バーツ(約2千USドル)以上または年収80万バーツ(約2万5千USドル)以上
フィリピン 【名称】 退職者特別居住ビザ(SRRV)
【ビザ期限】 無制限 永住権
【年齢制限】 35歳以上
【主な条件】
①満35歳以上(扶養家族として配偶者と21歳未満の子供を同行可)
②フィリピン政府指定銀行への預金額
35〜49歳 :20,000または50,000USドル
50歳以上 :20,000USドル
年金受給枠:10,000USドル
シンガポール 投資家ビザや就労ビザはありますが、現在のところリタイアメントビザはありません。
インドネシア 【名称】 高齢者一時滞在ビザ(リタイアメントビザ)
【ビザ期限】 12ヶ月間(1年更新、4回延長可能)
【年齢制限】 55歳以上
【主な条件】
①インドネシア滞在中の生活費として1,500USドルの支払い能力を証明する年金受給証明書あるいは銀行の残高証明。



ページトップへ移動



資金・費用

【資金準備・費用】
海外での暮らしがどのようなスタイルであるのか、ご自身の滞在スタイルや使途目的によって、費用も資金準備の方法も異なります。
一概にどれくらいの資金が必要かは難しいですが、日本において、老後、夫婦二人がゆとりある暮らしをするのに必要な1ヵ月の生活費平均は、約38万円という調査結果があります(生命保険文化センター調べ)。世帯年収別にみると、年収1千万円超の家庭の場合、1ヵ月約44万円程度は必要とされています。
海外ロングステイの場合、日本における日常生活費と同程度かやや下回る額で予算を組むひとが多い傾向にありますが、ある程度の余裕資金をもって臨むようにしたいものです。
必要費用の資産に関しては、住居費(水道光熱費含む)、食費、交通費、通信費、ゴルフや観光などの娯楽費の他に、留守宅維持費、保険料、往復航空券代、学費などの特別な予算も考慮する必要があります。また万一のときの予備費などを見積もり、一ヵ月間の滞在費予算合計を出します。
おおむね、低物価なアジアの都市圏で20万円前後と言われています。

money

【海外での資金管理】
・短期の滞在の場合
滞在期間が3ヵ月未満で無査証(ノービザ)滞在の場合であれば、国際キャッシュカードを利用するとよいでしょう。
日本の銀行口座に置いてある円を、現地のATM機を通すことで、現地通貨で引き出しができるキャッシュカードを指します。
国際キャッシュカードは、それぞれの国の通貨に対応します。例えば、タイ国内で利用した場合はバーツで引き出すことになります。なので、複数の国で滞在をするのであれば、便利なアイテムです。
ただし国際キャッシュカードには、いくつかの難点もあります。
現地で引き出すことはできても、預け入れることはできません。
また、金融機関によっては残高確認をするだけでも手数料がとられます。
手数料率や両替レートは、一般の取引に比べ若干高めに設定されているので、滞在期間がさらに長期化する場合には不向きです。

・長期の滞在の場合
滞在が長期に渡る場合や頻繁な往来には現地で銀行口座を開設します。
一般に現地の銀行に口座を開設し、ATM機を通じてお金を引き出したり預け入れをすることが出来ます。
現地の銀行に口座を開設したら、後日、日本から海外へ海外送金の手続きをとります。海外送金手数料は金融機関によってまちまちです。サービスの内容などを、よく比較するようにしましょう。



ページトップへ移動



医療と保険

「備えあれば憂いなし」・・・ロングステイ前の健康面に関しての準備についてです.

ロングステイを考える上での心配事としてこのような統計があります。


1位 2位 3位
30代未満 言葉 治安 医療
30代 治安 医療 言葉
40代 医療 治安 言葉
50代 医療 治安 言葉
60代 医療 治安 言葉
2011年度 ロングステイ財団調べ

30代未満では「言葉」、30代では「治安」、それ以上の世代では「医療」が1番の心配事に挙がってくるようです。
やはり、命に関わる「医療」に関しては関心が高いようです。
a0006_001790.jpg
では、実際の東南アジアでの医療事情はどうなのでしょうか?
意外かもしれませんが、東南アジア(シンガポール、マレーシア、タイ)では医療が進んでおり、設備の整った病院もあるようです。
「ロングステイランキング1位のマレーシア、2位のタイの医療事情はどうなの?」という記事を参照してみて下さい。

海外では自分の身は自分で守らないといけないので、事前の準備が大切です
1、海外旅行保険に入りましょう。
海外では、思った以上に医療費が高額になることもあります。
海外旅行保険は必須です!!
日本の損害保険会社が販売する海外旅行保険は、日本の自宅玄関を出たときから旅行が始まるとされるため、盗難等も含め、道中の医療費もカバーされるのが特徴です。
海外でロングステイをするひとの多くは、長期の契約を結び、不意の事態に備えています。
医療機関の利用時に保険証券を提示することで、救急車の出動費用も含め、高額な診療費、医療通訳代を保険でカバーできます。
保険会社の広範なネットワークによる「提携先病院」を利用した場合、キャッシュレスで医療サービスを受けることができます。
※ネットから加入すると、お得です→「海外旅行保険料の節約方法」
※海外での治療に関して、日本で加入している国民健康保険や社会保険でも国内での医療費と同じように保険給付が受けられます。ただし、日本での医療費の基準で支払われるので、医療費が日本よりも高い場合は差額分は自己負担になります。また、本人が日本で保険給付のための請求手続きを行うことによって保険給付金が支払われます。


2、健康診断を受けましょう!!
渡航前に健康診断を受けておくと安心です。
医師と相談し、必要時は予防接種を打ちます。

海外渡航で検討する予防接種の種類の目安  
      
地域及び滞在期間 黄熱 ポリオ 日本脳炎 A型肝炎 B型肝炎 狂犬病 破傷風
東南アジア 短期            
長期(およそ1か月以上)    
厚生労働省検疫所ホームページより
◎:予防接種をおすすめしています
〇:局地的な発生があるなど、リスクがある場合に接種を検討してください
  
トラベルクリニックで予防接種を受けることが出来ます。



3、必要時は英文診断書を持参しましょう!!

必要な診断書
対象者
英文診断書 ペースメーカーが入っていたり、持病があって継続的に治療をしている方
自己記入式
安全カルテ
英文診断書までは必要ないが、既往やアレルギーなどがある方
「自己記入式安全カルテ」は、ご自身で記載出来て、日本語と英語が併記されているのでいざという時に、持っておくと安心です。
しかも、本屋さんで手軽に購入可能!記載方法も簡単!海外で役立つ情報も載っています!!

自己記入式安全カルテ成人用学生用小児用』の3種類があります。
基本的な情報を自分で記入でき、また主治医に必要な事項を記入してもらえば英文診断書として使えます
日本旅行医学会認定医の声を反映して、海外で病院にかかるときに必要な医療情報が、救急医の視点で作成されたものになります。
日英両言語で併記されて いるので、海外で不安な『言葉の壁』を乗り越える事ができます。万が一の時に、救急隊員や病院の 受付に見せるだけでスムーズに治療などを受ける事ができます。

a1640_000170.jpg

内容は、個人情報、持病に関しての情報、過去の病歴・手術歴や服用している薬について、該当する項目をチェックするだけで簡易版の診断書として必要な情報をまとめられるようになっています。
また、医師のサイン欄が設けてあるので、入国審査の際などには薬剤証明書、英文診断書、体内医療用金属製品証明書としても使用できます。 また、簡単な病院での英会話集、症状を伝えるためのチェックシート、保険会社の連絡先なども記載されており1冊あるだけで重宝します。
巻末には、アレルギーや喘息、糖尿病に関しての情報を、常時携帯できる「アラートカード」も付いています。 そして、自己記入式安全カルテ健康な方にも役に立ちます
事前に記載して、医療機関で見せるだけで『言葉の壁』の不安を軽減でき、また「アレルギーがない」「以前に大きな病気をしていない」という情報を伝えることも出来るからです。



ページトップへ移動



東南アジアでの健康管理

【下痢】
food 旅行中に下痢をする方は多いと思います。特に、東南アジア、中南米、アフリカなどの地域でリスクが高いと言われています。そして、1ヶ月発展途上国に行った時の疾患として、50〜70%を下痢症が占めているそうです。
旅行中の下痢症の話に戻ると、下痢は感染性の下痢だけではなく、ストレスや旅行先での食事内容なども原因なります。例えば、欧米の資質の多い食事、油をたっぷり使った中華料理、スパイスの効いたアジアの料理、唐辛子を沢山使った韓国料理などです。
そして、もちろん感染性の下痢に注意する事が必要で、最も多いのが大腸菌による下痢症です。

以下が病院を受診すべき下痢の症状です
★病院を受診した方がよい
・24時間に4回以上、もしくは8時間以上に3回以上の下痢
・強い腹痛
・嘔吐
・高熱
★すぐに病院を受診すべき
・1日に10回以上の下痢
・出血を伴っている場合
・痙攣を伴っている場合

旅行中の下痢への対処法として、整腸剤の予防的服用やヨーグルトなどの乳酸菌を含む食物を意識的に摂る事は有効だそうです。東南アジアの国では乳製品は高いので、私は市販の整腸剤を持参し服用していました。もし下痢の症状が出た場合にはます第一に水分摂取が必要です。水だけよりも塩分を含む物が良いので、粉末状のスポーツ飲料を持参しておくと安心です。
そして、症状が強い場合には早めに病院を受診して下さい。そういう時の為にも海外旅行障害保険は必須ですね!!


ページトップへ移動



【紫外線対策】
東南アジアの紫外線はあなどれません!!
<WHOの季節別のUVインデックス>
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
日本 2 4 5 8 9 9 10 9 7 4 2 2
シンガポール 11 12 13 13 11 11 11 11 12 12 11 10
1〜2弱い、3〜5中程度、6〜7強い、8〜10非常に強い、11〜極端に強い

3〜7は、日陰を利用し、出来るだけ長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子の着用を勧めています。
8〜11は、日中の外出は出来るだけ控え、必ず長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用するように勧めています。
上記の表からも分かるように、東南アジアの紫外線量はと〜っても強い事が分かります。
以前は、日光浴をすることでビタミンDが生成されて骨を強くするのを助けると言われていましたが、現在では紫外線が有害である事が知られるようになり、食品からのビタミンD摂取を勧められています。
sun

①日焼け止めクリーム
SPF、PA(日本のみ)の表記を見て購入します。
・SPFとは、Sin Protection Factor(サンケア指数)の略です。主としてUVBの防止効果時間を表します。
FX)SPF10:何も塗らない肌が10分で日焼けするとしたら、10倍の時間の100分で日焼けする。 
・PAとは、Protection Grade of UVAの略で、UVAの防止効果を現しています。これは、日本独自のもので2013年からはPA++++という表示も登場しています。

EX)PPD2〜4未満=PA+
      PPD4〜8未満=PA++
      PPD8〜16未満=PA+++
      PPD16〜=PA++++
PPD値がSPF値の3分の1以上でなければ良い日やけ止めではないとされています。
日常の生活の中では、「PA+」か「PA++」程度でも充分だとの情報もあります。
数値が大きい方が効果は長持ちしますが、汗で流れたり、むらになったりするので、重ねぬリをこまめに行う事が重要になります。
日常生活ではSPF20程度、レジャーやリゾート地ではSPF30程度を選ぶと良いそうです。そして、1〜2時間毎に重ねぬリをしましょう!!
※UVBは、日焼けの主な原因となります。UVBはエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすので、皮膚ガンやシミの原因になります。
※UVAは、UVBほど肌に急激な変化を与えません。なので、UVBよりも肌への影響は少ないように見えますが、肌の奥深くまで到達し肌の老化に大きく関わります。しかもUVAは、オゾン層を通り抜けやすく、常時、UVBの20倍以上も地上に降り注いでいます。

②サングラス
瞳の色が薄い外国の方は角膜炎になりやすいので欧米の方はサングラスを良く使います。日本人の目は外国人の方と比べれば少し強いですが基本的には同じで、サングラスの着用をした方が良いそうです。
サングラスを選ぶ際に、デザインはもちろん重要ですが、機能性も項目に入れて下さい。サングラスには、有害な紫外線をどれだけカット出来るかがわかる紫外線透過率という数字が表示されています。「0.1」なら99・9%の紫外線を防ぐという意味になります。「0.1」が理想ですが、毎日生活する上では、「0.3」の透過率で十分です。

③衣服
「UPF」とは、紫外線対策の先進国であるオーストラリアやニュージーランドで用いられている衣類の紫外線保護係数。つまり、その衣服が紫外線や日焼けからどのくらい肌を守ってくれるかを表しています。UPF15以上が良いとされており、最高値はUPF50+です。「SPF」「PA」と同様、日焼け するまでの時間を表しています。
EX)UPF50: 10分×UPF値50=500分。つまり、その服を着ていると、同じ程度の日焼けをするのに500分かかるということになります。
日本のアパレル企業でも、「UPF」を取り入れているところは増えているようなので、上手に取り入れていきたいですね。



ページトップへ移動



日本での手続き

【海外転出届】
LCC 住民登録をしている市町村役場の窓口に、パスポートを持参のうえ手続きをします。海外転出届を提出すると、住民登録がなくなりますので、住民税の課税対象から外れ、住民票が取得できなくなります。
帰国して住民登録を復活させるには、新住所地の住民登録窓口にてパスポートと戸籍抄本、免許証など持参の上転入届に記入するだけです。
また転出届は出国予定の2週間前から届け出が受付され、転出先の住所が確定していない場合は国名と都市名の記入のみとなっています。
海外転出届の提出については法的に細かな規定がされていません。このため役所によって対応が異なりますが、1年以上海外に滞在する場合が目安となっています。

○海外転出届と国民年金
海外転出届を提出すると、国民年金の強制加入義務はなくなります。加入は抹消され、保険証を返納しなくてはなりません。なお海外転出者であっても、国民年金は任意加入が可能です。海外に居住する日本人で、年齢が20歳から65歳未満の場合、国民年金に任意で加入することができます。
海外で年金を受け取るには、前述の海外転出届を提出し受理されたのち、管轄する社会保険事務所に出向き、「年金の支払いを受ける者に関する事項」を提出します。
受取の金融機関は、日本と海外のいずれかを選択することができます。
税金の二重払いを防ぐため、日本との間に租税条約を締結している国があります。租税条約締結国と呼び、これらの国に居住する場合は、「租税条約に関する届出書」と「年金の支払いを受ける者に関する事項」を社会保険業務センターに提出することで、日本での年金に対する所得税は免除され、滞在国の税法にのっとり現地でのみ課税されることになります。
また、海外で年金を受け取る場合の海外送金の費用は国が負担してくれます。
ただし、こうした二重課税回避の措置は、厚生年金と国民年金の加入者にのみ限られます。
公務員共済年金や私学共済年金の加入者、租税条約締結国以外での居住や無届の場合は日本での課税となります。

○海外転出届と国民健康保険
海外転出届を出すと、国民健康保険の加入は抹消されます。また保険証の返納が必要となります。

○海外転出届と市民税
市民税は1月1日に居住している住所の役所に対して前年度収入に応じた税金を払いますので、1月1日以前に海外転出届を出した場合は前年度収入に課税される市民税の支払いは免除されます。
もちろん海外滞在期間の市民税の支払い義務はありません。
ただし、お住まいの市役所/区役所等により異なりますので確認することをおすすめします。


【在留届】
旅券法の定めにより海外に3ヵ月超滞在する邦人は在留届の提出が義務付けられています。
滞在先の最寄りにある日本の大使館、または総領事館へ、FAXか郵送、もしくはインターネットインターネットによる在留届電子届出システムで届出ができます。
最近では3ヵ月未満の長期滞在者も増えており、3ヵ月を超さない海外滞在者であっても任意で届出をすることが可能です。
緊急事態発生時には、大使館・領事館員は在留届を元に在留邦人に連絡し、安否などの確認を行います。安否の確認ができない場合は継続して捜索することになり、日本に住む家族にも連絡がいきます。
また在外公館で各種証明書の発給を申請する際、在留届の提出が条件となる場合があります。
中には在留届の提出を行わない人もいますが、その国に住んでいることを日本に示す証明でもあるので届け出することが求められます。
帰国の際には必ず取り下げることを忘れないでください。


【国外運転免許証(通称・国際運転免許証)】
必要時、取得可能です。
国外運転免許はジュネーブ協定に加盟している国のみとなります。また協定国の中には、日本の免許証と国外運転免許証の両方を携行する必要がある国もあります。
ジュネーブ加盟国以外の国、または加盟国であっても日本の免許証がそのまま通用する国があります。但し、その国の規定によって通用範囲は異なり、旅行者のレンタカー利用のみに限定されていたり、居住者には適用されないなどの違いもあります。
現地免許の取得は、旅行者でも取得できる国、居住用の査証が必要な国などさまざまです。
有効期間は1年で、日本の運転免許証の有効期限内となります。発行日から1年以内で、日本の免許証が有効期限内であれば、何回海外に行っても、そのたびに使用できます。
国外運転免許証は、運転免許試験場もしくは運転免許更新センター、ないしは指定の警察署に、所定の手数料と(1)運転免許証(2)写真1枚(5×4センチ)(3)パスポートなど渡航を証明できるものを提出するほか、(4)古い国外運転免許証を所持している方は返納しなくてはなりません。


【支払手段等の携帯輸出・輸入申告書】
100万円(北朝鮮を仕向地とする輸出にあっては10万円)相当額を超える現金等を携帯して出国又は入国する場合には、出国(入国)時に、「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」の税関への提出が必要です。
申告対象
(1)次のものの合計額が100万円(北朝鮮を仕向地とする輸出にあっては10万円)相当額を超える場合
現金(本邦通貨、外国通貨)
小切手(トラベラーズ・チェックを含む)
約束手形
有価証券(株券、国債等)
(2)金の地金(純度90%以上)の重量が1kgを超える場合


【無犯罪証明書】
各国の一時居住用査証の取得などに必要とされる無犯罪証明書は、東京都の場合は警視庁、道府県の場合は管轄する警察署で申請を行います。
査証の申請書類ほか、戸籍抄本、住民票、パスポートを用意して申請します。
無犯罪証明書は、開封が厳禁されており内容を自己確認することができません。軽微な刑(行政処分など)は記載されないほか、記載対象となる犯歴についても、刑の重さや経過年数などで異なります。


ページトップへ移動



東南アジアのLCC

そもそも、LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略で、効率的な運営により低価格の運賃で運航サービスを提供する航空会社のことを言います。

LCC

そんな低価格のLCCですが、メリットとデメリットを下記にまとめてみました。
LCCのメリット・デメリット
メリット ・運賃が安い!!
  特にセール商品は激安です。国内線のジェットスターでは以前に1区間1円、エアアジアでは日本ーマレーシア間が5000円なんてコトもありです!!(いくらLCCでも、大手航空会社の格安航空券と変わらないこともあるので比較検討が必要です。)
・片道から購入可能!!
・自分自身で旅程を組み立てられる!!
デメリット ・座席指定や、受託手荷物などに料金が加算されていく。
・自分自身で手配をしなければならない。
・遅延のリスクがある。
参照→ブログ記事:ジェットスター国内線の遅延
・変更や払戻が高くつく。
・空港のチェックインカウンター数が少ない。
・欧米直行便が無い。

東南アジアでは、エアアジアを筆頭に多くのLCCが就航していまが、こちらが主な東南アジアでのLCCです。
東南アジアののLCC
Scoot (スクート) Scoot (スクート)は、シンガポール航空の出資により設立された、シンガポールにあるシンガポール・チャンギ国際空港を拠点に運航しているシンガポールの格安航空会社 (LCC)です。

【主な就航路線】
東京/成田 - 台北/桃園 - シンガポール
※乗り継ぎにより東南アジア各地に行くことが可能です。
エアアジアX エアアジア X (AirAsia X) は、マレーシアの格安航空会社 (LCC)であり、中・長距離路線を運航しているエアアジアの関連会社です。

【主な就航路線】
東京/羽田 - クアラルンプール
※乗り継ぎにより東南アジア各地に行くことが可能です。
セブパシフィック航空 セブパシフィック航空 (Cebu Pacific Air) は、フィリピンのセブ島、マニラを拠点とする格安航空会社 (LCC)です。

【主な就航路線】
大阪/関西 - マニラ
※乗り継ぎにより東南アジア各地に行くことが可能です。
ジェットスター航空 ジェットスター航空(Jetstar Airways)は、カンタス航空の子会社として設立された、オーストラリアのメルボルンに本社をおく格安航空会社 (LCC)です。

【主な就航路線】
大阪/関西 - シンガポール
※乗り継ぎにより東南アジア各地に行くことが可能です。
ジェットスターアジア航空 ジェットスター・アジア航空(etstar Asia Airways)は、カンタス航空の子会社として設立された、シンガポールを拠点にした格安航空会社です。

【主な就航路線】
大阪/関西 - 台北 - シンガポール
大阪/関西 - マニラ - シンガポール
※乗り継ぎにより東南アジア各地に行くことが可能です。
LCCのメリットだけでなく、デメリットも踏まえた上で上手に利用すると世界がぐっと近く感じられると思います!!


ページトップへ移動



住居の選び方

ロングステイする際には、必ず現地で物件を見て決めることが大切です。
その為には、最初の数日〜数週間はホテルに滞在し、ゆっくりと家探しをしましょう。
日本人向け業者の中には、高額な物件を中心に扱っていたりする場合があります。賃貸物件を借りる場合は、その物件の賃料が妥当であるかどうか、周辺の物件賃料を自ら調べるなどして、適正相場を把握する必要があります。
事前に基礎知識を得ておき、信頼できる手続き業者や不動産業者を選別することも大切です。


ページトップへ移動



お子様の学校

学校の種類も様々ですが、 大きく分けると①日本人学校、②現地の学校、③インターナショナルスクールの3つのタイプがあります。

【①日本人学校】
Japanese school 海外で生活をしている最中でも、日本の学校教育を受けさせたい場合に適しています。
日本人が多く暮らす都市の一部には日本人学校があり、生徒も教師も日本人です。
教師の中には日本政府から派遣されている教師もおり、使用する教科書も日本で使われている教科書です。日本とほぼ同等のカリキュラムで授業が進むため、帰国後にお子様が授業についていけなくなる心配が非常に少ないというメリットがあります。
現地の言葉や習慣、文化などを学ぶ授業や、現地の子供との交流会などもあるため、日本で生活するよりはグローバルな視点を培うことができます。
また、日本人学校は私立校に該当するのですが、編入試験などはありません。
日本人学校の運営経費のおよそ3分の2は、日本政府によって助成されているため、授業料は現地の私立校のおよそ3分の1で済みます。
お子様にとっては、同年代の日本人と日本語で遊んだり学んだりできる日本人学校はストレス発散の場となり、親御さんにとっても現地の情報を日本語で聞くことができたり、育児の悩みを日本語で相談できる環境は精神的にも安心しやすく、馴染みやすい教育環境と言えます。

【②現地の学校】
school 現地の学校は私立と公立とありますが、私立校の場合は国や地域によって異なりますが、日本人学校の約3倍の授業料が掛かります。
私立校では、大半の場合、編入するにあたり編入試験があります。
言葉の問題があるため、実際の年齢よりも下の学年に編入する可能性がありますが、日本に帰国した際には、同じ年齢の子供たちと同学年になるので心配はいりません。
公立校は、編入する際に試験はありません。学区によって通う学校が決まるので、住所に基づいて自治体から学校の決定を言い渡されます。
国や地域によって異なるため一概には言えませんが、比較的裕福層が住んでいる地域の公立校はレベルが高いことが多いです。
日本人学校とは異なり、その国の教育環境の下で学校生活を送ることになります。
そのため、日本のように4月から始まる学期制度ではありません。
シンガポールやマレーシアは1月から始まり2期制、タイやフィリピンは6月から学期が始まり、インドネシアは8月からと国によって様々です。
現地の学校に通うことで、生活習慣や文化の違いをより深く理解することができ、その国の言語の習得も格段に早くなるという利点があります。
お子様の方がより多くの言葉を覚えるというメリットがある一方で、日本とは異なる順序で授業を受けるため、帰国してから日本の授業を理解するには、相当な努力が必要となります。
そのような問題点を解消するために、現地の日本人会が中心となって設置をしている「補習授業校」と呼ばれる学校があります。学習塾のような感覚で、土日や平日の夕方以降などに日本の教科書を使って日本人の先生が勉強を教えます。

【③インターナショナルスクール】
international school 入学試験が必須で、英語のレベルは「読む・書く・聞く・話す」すべてが中級レベル以上であることが裁定でも必要となります。
有名なインターナショナルスクールであれば、対人能力やIQなど全般的な資質が求められます。
また、インターナショナルスクールからの連絡は全て英語でなされるので、最低でも親の片方に英語力がある事が求められます。
入学し、授業についていくことが可能であれば、国際レベルでの上質な教育を受けることが可能です。


ページトップへ移動



ペット

家族の一員でもある大切なペットですが、ペットは動物検疫が必要です。
そして、動物検疫の他にも海外でペットを同行したり、飼ったりするには考慮するべき点があります。
それは、賃貸物件の条件や現地の風習、宗教上の問題、環境などに関してです。

※例えば、マレーシアに関しては国民の6−7割がイスラム教徒で、そのイスラム教では犬は汚らわしい生き物とされています。一方、猫は、共有廊下を走り回ったり、鳴いたり、家具で爪を研いだりしない限りは黙認されています。マレーシアでは、多民族国家で華僑の方も多く住んでいるので、実際には犬を飼っている方も多くいますが、このような背景も知っておく必要があります。

dog

動物検疫
出国時 動物検疫所に連絡をします。入国する国によって提出する書類が異なりますので、あらかじめ動物検疫所への確認が必要です。
出国前に輸出検疫の検査を受けますが、検査に時間がかかるため、 通常の搭乗手続きよりも早めに空港に到着するようにします。
大半の国では、狂犬病の予防接種証が必要なので、輸出検疫の際に獣医が発行してくれる証明書は紛失することのないように注意をしてください。
また、現地まで無事に到着した後、 国や地域によっては一定期間係留されることがあります。
入国時 日本への帰国時も同様で、現地で輸入検疫を受けて証明書を発行してもらいます。 記入に不備や漏れなどがあると、帰国後にペットが最長180日間も係留されることがあるため、必ず事前に動物検疫所への確認を行うことを忘れないようにします。
※しし鼻および短鼻の犬や猫は、輸送中の気温や気圧の影響を受けやすく、過呼吸などによる呼吸困難(短頭種症候群)など体調に変調をきたす恐れがあります。そのため、海外輸送については、各航空会社によって受託手荷物や貨物での輸送において輸送制限を設けています。
季節(特に夏季期間)やペットの年齢および体重なども輸送制限の対象となります。
・しし鼻および短鼻の犬種や闘犬種:ブルドッグ(全種)/パグ(全種)/ ボストンテリア/ブルテリア / イングリッシュ トイ スパニエル/チン/チャウチャウ / ペキニーズ / シーズー / シャーペイ / ドーベルマン / 土佐犬など
・ しし鼻および短鼻の猫種 :ヒマラヤン / バーミーズ / エキゾチック ショートヘア / ペルシア など


ページトップへ移動



ロングステイの楽しみ方

のんびりするというのもいいですが、何か目的を持って過ごすと、出会いが増えたり毎日にはりが出たりと、刺激のある生活が送れると思います。
では、ロングステイの際にどのようなことして過ごされているのでしょうか?

ロングステイ先でしたい趣味
(2011年4月〜2012年3月にロングステイセミナーやイベントに参加された方へのアンケート)
hobby 1位 語学習得、資格取得
2位 美食(外食)
3位 ウォーキング、ジョギング
4位 映画、観劇、音楽、芸術鑑賞
5位 ドライブ
6位 カメラ
7位 ウォーキング、ジョギング
8位 美食(外食)
9位 料理
10位 読書
その国の言語や文化などを堪能する趣味が上位にきているようですね!



ページトップへ移動



レシピメニュー

inserted by FC2 system